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Clinical 生体機能学
Clinical生体機能学
解説

生理学テキストレベルの入門書であり、理解しやすさでは一歩リードしている。特に、イオンチャネル等の電気系統分野は情報量が多くて、さらに理解しやすいために使える一冊となっている。反面、それ以外の分野(感覚等)は少々物足りない作りとなっているので、不足分は他の教科書で補うか、授業のプリントを中心に勉強するしかない。

生理学テキストと並ぶぐらいの人気を得てもいいないようであるが、生理学テキストに比べて人気がないのはネーミングが悪いからかもしれない。


Good

・各ページの枠外に「キーワード」、「ポイント解説」を設け、要点の把握や理解の助けとなるよう工夫されている。

・巻末に「生体機能の変調」を設けてショックや痙攣、意識障害といった症状(症候)をケーススタディ形式で取りあげ、それとリンクする箇所を明示している。症候を通して生理学の理解を深めるという著者のねらいは大きな効果をあげるものと思われる。

・生理学と日常を関連付けて学ぶことができる。酒を飲みすぎて倒れる際の機序等。


Bad

・図は少なめ。


Clinical生体機能学のデータ

著者 ページ数 出版社 出版日 価格
當瀬 規嗣 396 南山堂 2005/04 6,300円

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