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カンタン教科書比較アンケート | ||||||||||||||||||||||||||||||
□ 解説 ここでは、カンタン教科書といわれる4シリーズを比較していく。 臨床講義における医学生の学習目標は内科学(朝倉書店)やハリソン内科学であるが、この2冊は情報の羅列であるため試験対策は難しい。そこで重要になってくるのがカンタン教科書である。定期試験や医師国家試験におけるエッセンシャルミニマムをみやすくまとめた教科書である。このページでは、STEPシリーズ、病態生理できった、病気がみえるの特徴を比較していく。
この3者は、@文章主体のSTEPシリーズ、病態生理できったと、Aイラスト主体の病気がみえるに分けることができる。@の方がAよりも詳しいが、図表が少ない。 ここで注意したいのは、@とAは同じカンタン教科書であるが、性格は全く異なるものであるということである。@のSTEPシリーズ、病態生理できったは朝倉内科学などの本格教科書をわかりやすい言葉で記したものである。そのため、この本だけで独学をすることは可能だ。しかし、A病気がみえるは、高校課程でいうところの「資料集」である。これだけでの独学は難しく、あくまで何か柱となる学習教材が別に必要になってくる。 多くの医学生は、まずは大学の定期試験用としてカンタン教科書を買うことになると思う。授業にしっかりと出ている人ならば病気がみえるが最もおすすめできる。大学の授業やプリントを柱の学習教材とし、該当範囲の病気がみえるを通読するだけで定期試験は問題なく通過できる。下手に詳しい教科書に手を出すよりも、こちらの方が確実である。授業にあまり出ていない人は、いきなり病気がみえるや授業プリントを見てもわかりづらいと思うので、STEPシリーズや病態生理できったを使うといい。 カンタン教科書は導入と国家試験にはいいが、本来医学生が求められている知識量には到達できていないことに注意したい。 □ 病気がみえるの評判 私の周りではかなり評判が良い。医学生が覚えるべき膨大な情報を明瞭な図一つでまとめているため、勉強のサポートに大変役立つというのが支持されている理由である。今までこのような教科書がなかったため、革命的な本ともいえる。他の教科書と性格が異なることと安いことが合わさって、「病気がみえるは教科を問わずに揃える」という人がほとんどだ。みやすくて分かりやすいため、揃えておいて損はないと思う。 |
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[医学生の教科書] |