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□ 解説 2011年3月に待ちに待った病気がみえるがようやく発売された。神経分野は電動回路がややこしかったり、各種神経徴候(鶏歩、失調性歩行、羽ばたき振戦、ミオクロヌス)等、言葉だけでは紛らわしくなるような用語が非常に多い。そのため、図で理解できる病気がみえるは医学生に待望されていた。 買って読んでみた印象としては、まずは非常に分厚く量が多いことに驚いた。他の病気がみえるシリーズと比べると1.5倍ぐらいの厚さがある印象だ。さらに、情報量も多い。STEP内科/外科や病態生理できった内科学においては、最初の総論部分に乗っている「症候と検査」の章が、病気で見えるでは最後のほうにまとめられており、イラストもテキストも小さくなっており、これが情報量増大に貢献している。病気がみえるというシリーズの性質を考えると、これだけ増量されると敬遠してしまう方もいるかもしれないが、神経解剖,神経内科,脳神経外科が1冊にまとまっていることを考えると、よく500ページに抑えていただいたという感じがする。(STEPだと2冊になる) 内容は解剖が断然わかりやすくなっており、それに関連する眼球系の伝導路(MLF症候群)などの複雑な疾患が明瞭に描かれている。4000円で買えることもあり、コストパフォーマンスは非常に高いと感じた。 □ 病気がみえる7 脳・神経のデータ
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