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新・病態生理できった内科学7・神経疾患
病態生理できった神経疾患
解説

できったシリーズの中でも評判の良い一冊。神経疾患は解剖部分が複雑であるため、暗記しづらく、どうしても難しい印象を受けてしまう。そこを図と丁寧な解説でフォローしているのが本書である。神経では、丸暗記してしまってはダメな項目が多い。例えば、MLF症候群の眼の向く方向や延髄外側症候群の症状などが挙げられる。本書では、なぜそのような症状が出るのかを、解剖の知識と合わせて理解できるようになっている。
神経分野の勉強は、本書とイラスト解剖学があれば完璧であると思う。

STEP内科だと、文章中心なので、少々理解が難しいところもあるかもしれない。


Good

・動系、感覚系の走行がいまひとつ憶えられない人にとっては非常に良い。

・専門用語を図でしっかりと理解させようとする意図が感じられる。

・総論の伝導路の部分は秀逸。

・これ以上神経内科を簡単に説明している教科書はない。


Bad

・総論は利用価値あり。各論はいまいち。


病態生理できった神経疾患データ

著者 ページ数 出版社 価格 発売日
村川 裕二 (監修) 314 医学教育出版社 4,410円 2009/02

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