TOP>カンタン教科書>新・病態生理できった内科学 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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□ 解説 STEP内科シリーズと似たような位置づけの教科書。STEP内科シリーズより図が多くて、記述量は少なめになっている。症状別に疾患を取り上げる記述が充実しており、鑑別診断を把握する際には有効活用できる。例えば、呼吸器ならば胸痛や呼吸困難をきたす疾患は多くあるが、この本ではそれらがすぐに検索できる。私の大学では、座学に加えて症例を用いて鑑別診断を探っていくグループワークもあったため、病態生理できったが大変役立った。 また、「病態生理できった」ではイラストや表を盛り込み、文字だけでは分かりづらい内容は極力図を使うといった姿勢で編集されている。例えば、「なるほどなっとくコーナー」では、普段丸暗記しているような医学知識を理論立てて分かりやすく説明してくれる。例えば、神経分野だと「MLF症候群ではどうして眼振が起きるのか」などを説明している。障害部位と症状が密接に関わり合っているような疾患ではこの記述は大変役に立つ。 「病態生理できった」は旧シリーズと新シリーズに分けられる。旧シリーズは大人気を博し、廃刊になっても読者の呼びかけで復刊するほどであった。新シリーズは発行年が新しく、最新の情報が手に入る。特に3の腎、7の神経が人気である。 □ 画像 ※神経の画像 1項目ごとに短く区切られているのが特徴。そのため、ぱっと見たときに何がどこに書いてあるのかが分かりやすい。図解も豊富で分かりやすい模式図なので理解が進む。 □ Good ・運動系、感覚系の走行がいまひとつ覚えられない人にとっては非常に良い。 ・血液と神経分野は特にわかりやすく人気が高い。 ・知識0の人が読むのには一番いい。 ・暗記前の理解に役立つ。「できった」で理解してから他書で暗記。 □ Bad ・循環、呼吸器や腎、内分泌はあまり分かりやすくなかった。
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[医学生の教科書] |