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□ 解説 免疫学の導入書として書かれた一冊で、非常によく売れている。要点のみの簡潔な作りになっていて、電車の中等の空いた時間に読むことを目的としている。内容的には、免疫学の全体像を把握しやすい作りとなっていて、体液性免疫と細胞性免疫の大まかな流れをそれぞれ説明してから、個別の事項について説明するというスタイルをとっているので、体系的に理解しやすくなっている。簡単とは言いつつも、全65項目をしっかりこなそうとするとそれなりに時間がかかる。 人気のワケは、テスト前に何をしていいかわからない状態でも、とりあえずこれを読んでおけば免疫学のアウトラインがつかめるので便利だからである。これぐらい薄くないと試験勉強に向かないのかもしれない。 □ Good ・練習問題も付いていてまさに試験対策向け。 ・国家試験前の学生が、免疫に関する病態生理を把握しながら勉強する助けとするのにも有効。 ・免疫学の講義が始まって、知らない単語がわんさか出てきてあっという間に脳がフリーズした私が、わらにもすがる思いで掴んだのがこの本。 ・正直この手の「親しみ易い系専門書」はムック本程度だと、バカにしてたが、 非常に分かりやすかった。 ・免疫学の入門書としては本書の右に出るものはない。 □ Bad ・サイトカインの種類等を細かく覚えようとすると厳しい。別の本に頼るしかない。 ・分かりやすさと厳密さは両立しない。 □ 休み時間の免疫学のデータ
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[医学生の教科書] |