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□ 解説 USMLE対策として定評の高い病理学の書。難易度は比較的高く、いきなり問題を解くのは難しいかもしれない。しかし、まとめは秀逸であり、解説も丁寧なので、ざっと教科書を眺めれば問題を解けるように構成されている。ただ、序章にも書いてあるように、この本は「第一テキストとして用いるのではなく、研究のための補足、復習として用いること」とされている。そのため、病理写真や図表は載っていない。膨大な病理の知識に概観をあたえ、重要な点を強調し、吸収するために書かれている。 短時間に総まとめをするときに便利であり、巻末にも140問の練習問題がある。これはCBT、国家試験の確認に向いている。 □ Good ・病理学の基本である肉眼および顕微鏡的な形態所見についてはあえて避け、記述的内容からの復習に焦点を絞り込んである。 ・疾患の診断基準や病態の成立機序の確認が、最新情報を含めて、わかりやすく簡潔に解説されている。 ・病理総論はそれほど詳しくない。各論がおすすめ。総論は標準病理学がくわしく書かれているのでこちらを用いて調べるのがいいかもしれない。 ・内科が一通り終わった段階で、主な疾患の病態生理・病理を頭の中で整理するのに良い。 ・英語が平易なので、少々苦手でも読める。 ・USMLE対策に関してはTop3に入る。 □ Bad ・Reviewという事もあって写真がほぼ無いに等しいので、そこら辺はアトラスなどで補う必要がある。 □ コア病理学のデータ
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