TOP>解剖学の教科書>骨単・肉単・脳単・臓単 | |||||||||||||||||||||
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□ 解説 解剖学の単語集である。単語集とは言ってもしっかりとイラスト図が載っており、部位が視覚的に把握できるようになっている。見開き2つ(4ページ)で一つの単元を扱っており、最初の見開きには日本語で部位名が表記されており、次の見開きには英語で部位名が表記されている。解説はほとんどなく、場所のみを把握するための本である。 基本的に、体の部位の確認はネッター解剖学アトラスでおこなうが、骨と神経分野が少々手薄であるため、この2分野だけは骨単と脳単でカバーするのもいい。この2分野はネッターよりも詳しく書かれている。逆に、筋肉と内臓に関してはネッター解剖学アトラスの方が圧倒的に分かりやすく、試験もネッター並みに詳しく出題されると思うので、肉単と臓単の重要度は低いと考える。 今までに見たことのない視点のイラストが描かれていたりするなど、読者にいかにわかりやすく伝えるかが考えられたシリーズであると言える。 □ Good ・監修は慈恵医大の教授であるが、作ったのは原島広至という医学とは関係ないイラストレーター。絵がきれいで非常にわかりやすい。 ・骨は解剖学を学ぶ上での導入部分であるため、ネッター等のお堅い本ではなく、とっつきやすい骨単をつかうのもいい。 ・黒と赤の二色刷りである ・骨単は4冊の中で最も売れていた。 ・骨単は比較的充実した内容であったが、関節部分の知識が少々浅かった。 ・名前の由来が詳しく書かれている。 ・一つ一つの骨をばらして表示し、非常にわかり易く説明してくれている。 ・肉単は、各筋肉のはたらきについても解りやすい説明がなされており、中でも”呼吸”を解剖学的に理解するのに、非常に助けになる。 ・最後の章には,筋肉の生化学も加えられている ・筋肉痛に関する筋肉豆知識等が豊富に掲載されている。 ・「脳単」では、通常の解剖図のイラスト視点では絶対に見えない部分を見せるために、著者自らわかりやすい視点でイラストを書き起こしているため、単語の示す脳部位が非常にわかりやすい。 ・4冊とも、語源・語幹がこれほど詳しく解説されている英単語集もないと思うので、 純粋に英語を知るのに役立っている。 ・通常の解剖図のイラスト視点では絶対に見えない部分を見せるために、著者自らわかりやすい視点でイラストを書き起こしているため、単語の示す脳部位が非常にわかりやすい。 ・語源の解説が詳しく、英単語、ラテン語を覚えやすい。 □ Bad ・骨単において、関節部分の要素が浅く今ひとつだったのが残念な所。 ・他の臓器や組織との関係の中で骨を位置づけて学ばなければ、医師やコメディカルの仕事に生かせない。 □ 骨単・脳単・肉単・臓単データ
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