TOP>解剖学の教科書 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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□ 解剖学の内容 解剖学では人体の正常構造を把握していく。実習では、骨、筋肉、臓器、血管の走行などの構造部位、講義では各臓器の生理機能、主な疾患を学んでいく。解剖が分からないと4年生で学ぶ臨床科目の理解も悪くなってしまう。情報量や今後の重要性などを考えると基礎医学のメインとなる科目である。 □ 解剖学教科書の選び方 @ テキスト解説:解剖学講義、イラスト解剖学、人体の正常構造と機能 A 解剖図:ネッター解剖学アトラス、プロメテウス解剖学アトラス 部位の把握と生理機能の把握を求められるので、@とAで1冊ずつ揃える必要がある。 人体の正常構造と機能と解剖図一冊は、臨床講義や医師国家試験対策までずっと使用する。絶対に買っておいた方が良い。私はこれらを買わずに解剖学試験を乗り切ったが、高学年になってから買い直すはめになった。 テキスト解説書は解剖学講義が最も医学生に人気である。覚えづらい部位(血管の分岐等)を分かりやすい概略図で書いてあるので、暗記の助けになる。また、生理機能についても詳しい解説があるので、病態生理を問われる試験にも対応できる。イラスト解剖学は病態生理に偏った内容になっているため、解剖の実習初期には必要ないかもしれないが、後半の試験では重要性を増してくる。神経分野が詳しいため、4年生の臨床講義になってからでもとても役に立つ良書である。買っておいて損はない。人体の正常構造と機能は生理学に重点を置いて解剖を解説している。広く浅くといった感じで、これのみでテストに対応することは難しいが、生理学、生化学、消化器などいろいろな科目で使用できるので、コストパフォーマンスは良い。 解剖図はネッター解剖学アトラスかプロメテウス解剖学アトラスである。プロメテウスの方が詳しいが、ネッターで十分と思う。これでも相当な情報量であり、普通なら全て覚えるのは不可能だ。また、一冊に全範囲の解剖図が載っているのが良い。図の綺麗さで言ったらどちらも申し分ない。解剖図は実習に持ち込んで、書き込みながら覚えていくのがいい。学校では、骨学・解剖学実習の手びきを教科書的な役割に指定するところもある。こちらは各部の名称が全て載っていない箇所もあるため、いずれにしろアトラスは必要になってくる。 □ 解剖学教科書解説
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[医学生の教科書] |