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□ 解説 リブロサイエンス社が発行している臨床医学シリーズ。歴史は大変浅く、2008年の中盤に第1巻が発売されたぐらいだ。この本の存在を知らない医学生も多いだろう。 まず、このシリーズを説明するにあたって、リブロサイエンス社とは何かというところから説明する。リブロサイエンスは、医学生向けの教科書を出版している専門出版社である。2002年に設立された非常に新しい会社だ。そのため、この会社の作る教科書というのは質は高いのだが、知らない医学生も多い。有名な刊行物としては、共用試験対策シリーズが挙げられる。これは、CBT対策本であるが、CBTよりも詳細な知識が掲載されているため、高得点を取りたい人に愛用されている。(マイナー版はまだ出版されていない)掲載情報だけでなく、テキストのレイアウトも読みやすく工夫されている。 今回のアイメディスンシリーズもその傾向を色濃く受け継ぎ、大変綺麗な作りとなっている。オールカラーであり、図の割合が多い。項目間が詰まっていないため、ぱっと見た目で何が書いてあるのかが把握しやすくなっている。文字数はSTEPシリーズよりも少し小さい印象を受けた。そのため、ページ数の割には内容量は多い。「肝・胆・膵」を一冊とするなど、情報量の多さではSTEPシリーズと同じかそれ以上かもしれない。 既存のカンタン教科書と比べるとSTEPシリーズに最も近い作りとなっている。内容量は同等だが、こちらのほうが断然読みやすいため、近い将来は「アイメディスン」がSTEPシリーズにとって代わるのではないかとも思ってしまう。 □ 画像 テキストとカラーの図が7:3ぐらいで混じっている。行間もあり読みやすい。 □ アイメディスンのデータ
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