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□ CBTとは CBTとは、「Computer Based Test」の略であり、全国の医学部4年生が受験する共用試験である。「臨床実習開始前までに修得しておくべき必要不可欠な医学的知識を、総合的に理解しているかどうかを評価する試験」であり、4年生までの全範囲が試験対象となる。 試験形式は、パソコンを用いて全員が異なる問題を解くという非常に変わった形式である。 試験結果は、その時点での学力把握だけでなく、進級判定、マッチングに使用されることもある。 CBT模試・ビデオ講座 □ CBTの問題構成
CBTでは、1〜6の各ブロックで構成され、上記のように320問が出題される。しかし、採点対象は過去の難易度調整の結果が得られた240問であり、新規作成の80問は対象とされない。どの問題が採点対象であるかは当然であるが受験生にはわからない。 各ブロックの制限時間は1時間である。 □ CBTの時間割
□ CBTの成績
かなり細かい成績表が返却され、正答率、大学内における順位、能力値などが記されている。成績ランクは6段階分けられ、国家試験との相関もみられる。4以上に入っておかないと合格率は格段に落ちるようである。 □ 再試験受験者
□ 能力値と正答率 能力値は、正答率に加えて問題の難易度も考慮している。 正答率と能力値(θ)の間には、相関係数0.97の非常に高い相関が認められる。しかし、正答率は個々の試験項目の特性が全て同じであるとして推定するが、能力値は個々の試験項目の特性が異なるものとして推定している。この理由により、正答率から見た成績区分と推定した能力値(θ)の区分の間に多少異なる結果がでる可能性がある。 |
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[医学生の教科書] |